耳は音とバランスのセンサーをもつ臓器
耳は「音を聞く」だけではなく、平衡(バランス)を保つ働きを兼ね備えた器官です。 鼓膜の内側に内耳、そのもう一つ内側に内耳があり、内耳には蝸牛という「音を拾うマイクロフォンの役目をする音のセンサー」と三半規管(半規管)という「人間が姿勢を保ち真っ直ぐ歩けるようにバランスを保つためのセンサー」の二つ持ち合わせた臓器です。 ですから耳が悪くなると「聞こえなくなる」というだけでなく「めまい」も起こす可能性があります。
めまいの原因の多くは耳が原因?
また、「めまい」というと脳や血圧の病気を思い浮かべ、まず内科や脳神経外科を受診される方が多いかと思われますが、めまいの原因の多くは耳からきていることが多いことはあまり知られていません。 めまいと難聴を起こす病気にはいろいろありますが、代表的な病気について説明しましょう。
繰り返すめまい・難聴「メニエール病」 めまいと難聴を起こす代表的な病気で、病名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 特徴的な症状として、発作的な「めまい、難聴、耳鳴り」の三症状がほぼ一緒に起こり、数時間から数日続いた後はいずれの症状も消えてしまいます。 以前は原因がはっきりせずめまいを起こす病気を「メニエール症候群」と診断していましたが、メニエール病は「繰り返す」ということが診断のポイントです。 普段は全く無症状ですが、やっかいな事に何日か何ヶ月あるいは何年かしてまた発作を起こすことが多く、反復して起こってしまう病気です。 まだ、原因ははっきりしていませんが内耳に満たされているリンパ液が増えて、「水ぶくれ」を起こすことによる病気と言われています。 何回も発作を繰り返していると高度難聴になってしまいますのできちんとした治療が必要です。 現在、薬による治療が中心になります。
早い対応で、難聴を防止「突発性難聴」 メニエール病と同様にめまい、難聴、耳鳴りが同時に起こる病気ですが、一番の違いは繰り返さず「一度だけ」発作を起こす病気です。 きちんと治療しないと、めまいがおさまった後も強い難聴が残ってしまうことがあります。 原因は、内耳の血管が詰まり、血液の流れが悪くなったり、ウィルスによる内耳の感染によるものと言われています。 ある日突然健康な人にも起こってくる病気で、出来るだけ早く治療することが大切な病気です。 症状が出てから一週間以内、遅くとも二週間以内の治療開始が決め手となります。 治療はやはり薬での治療が中心となりますが、症状が出て「何かおかしいな」と思ったら、様子を見ていないですぐ耳鼻咽喉科を受診してください。 きちんと治療出来たならば症状はほぼ消失し、二度と起こらずにすむ病気です。
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<雨に濡れないし、おいしそうな匂いがして便利ですよ>