鼻の検査のご案内
慢性的な鼻の痛み、鼻血が続く
鼻に痛みがある、鼻血がよく出るということでお困りの方は実は多くいらっしゃいます。
何か怪我をされたわけでもなく、鼻をいじっているわけでもないのに、鼻血が出るという場合があります。
多くの場合、しばらくすれば鼻血が止まることや、鼻血くらいで病院にいくのも・・・と考えて放置されている方がいますが、実は厄介な病気が隠れている場合があります。
また痛みや鼻血のほかに、鼻から臭いがするという症状もあり、不快な症状が気になってしまうこともあります。
いずれにしても長い間症状がある、原因がよく分からないという方は、一度耳鼻科で検査を受けてみましょう。
症状
- 鼻血がよく出る、止まらない
- 鼻水に血が混じっている
- 鼻が痛い
- 鼻をかむと血が出る
- 鼻から不快な臭いがする
- 鼻の中にできものがある
- 家族からいびきがうるさいと指摘された
原因
- アレルギー性鼻炎
- 副鼻腔炎(蓄膿症)
- 鼻前庭炎(鼻の入口の炎症)
- 血液の病気(白血病、血友病)
- 鼻のがん、腫瘍
検査
検査のご予約は必要ありませんので、ご希望の方は直接ご来院ください。
診察
まずは医師の診察を受けていただきます。
いつ頃から症状が出ているのか、どの程度の症状であるかなどをお聞かせください。
鼻の違和感や鼻血の原因を探り、必要な検査や治療を決めていきます。
鼻の内視鏡:鼻咽腔ファイバースコープ
細いファイバースコープを使用して、鼻からの奥を観察します。
ファイバースコープは痛みもなく安心して検査を受けていただけます。
当クリニックでは、医師と一緒にモニターで鼻の中の画像を確認しながら、説明を受けていただけます。
より精密でわかりやすい機器を使用しております
当クリニックの検査では、より鮮明に観察し正確な診断ができるビデオ鼻咽喉スコープシステム”DEFINA”を使用しています。

より細くなり、苦しさを軽減
新たなファイバースコープは管の径が細くなり、
鼻腔の狭い方でも簡単に挿入でき、検査の苦しさが軽減されています。
大きな画面で鮮明な映像

従来の機器に比べ、視野角が広くなっており、より広い範囲を観察することができます。また、カメラの解像度も高く、より鮮明な映像を見ながら検査を行えます。
画像の色や明るさの強調で、より正確な診断を

加えて、撮影した鼻の奥の画像の色調を変えたり明るさを変えることができ、肉眼だけでは見つけにくい小さな病変も、強調させて発見することができます。
検査結果報告
鼻咽腔ファイバースコープ検査の結果は検査直後にお伝えいたします。
検査で医師と一緒に見ていただいた画像をお渡しし、ご説明をいたします。また、ファイバースコープで撮影した画像もお持ち帰りいただけます。
ファイバーで観察した鼻の奥の様子
正常な状態
正常な鼻の中は上の画像のようになっています。キレイな色をしており、血管はっきりとも見えている状態です。
出血、鼻水のある状態
こちらは鼻の奥で出血している状態です。
鼻をかんだとき、鼻水に血が混じっているときは、このように奥の方で出血していることがあります。
見えにくい奥も、ファイバーを使って観察すると、出血を起こしていることが分かり、また鼻水(透明の液)が付いていることも確認できます。
慢性的な傷のできている状態
画像の白く変色している箇所は、慢性的な傷になっている部分です。
鼻血は出ていないけれど、鼻の奥の痛みがなぜか続くという場合に多い状態です。
カサブタができている状態
こちらは鼻の奥の傷がカサブタになっている状態です。
出血があった後にかさぶたができると違和感や、痛みがあることがあります。
鼻の検査に関するよくある質問
検査の予約は必要ですか?
検査は予約制ではございません。
ご希望の方はクリニック診療時間内に直接ご来院ください。
検査にかかる時間はどのくらいでしょうか?
検査は10~15分でできます。
鼻の検査:ファイバースコープというのは痛いのでしょうか?
カメラを入れますので若干の違和感はございますが、痛みはほとんどございません。
また当クリニックではなるべく楽に検査を受けていただくため、管の細いカメラを使用しております。
疑われる病気
- 副鼻腔炎(蓄膿症)
- 鼻前庭炎(鼻の入口の炎症)
- 血液の病気(血友病、白血病)
- 鼻のがん、腫瘍
検査の結果、上記のような病気がないかを確認します。
慢性的な鼻の痛みや鼻血、不快な臭いでお悩みの方は、ぜひ一度耳鼻咽喉科を受診しましょう。