いびきと睡眠時無呼吸症候群
寝ているときに大きないびきをかいているという場合には、睡眠時無呼吸症候群という病気が疑われます。
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に呼吸が止まりかける(低呼吸)または完全に止まってしまう(無呼吸)の状態が何度も引きおこる病気です。
どうしていびきをかくの?
いびきは鼻から吸った空気がのど、舌根(ベロの付け根)、のどぼとけ(喉頭)を通り気管に至り、同じ道を戻る間に何らかの原因で狭くなったり粘膜が振動してしまうことによって起こります。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄のう症)などで鼻がつまったり、のどの炎症や扁桃肥大、体重増加によってのどが狭くなることで起こることがよくあります。
ひどくなると睡眠中に呼吸が止まったりする睡眠時無呼吸症候群になってしまい、昼間に強い眠気を生じてしまったり、心臓や脳への負担が増えて重篤な病気につながる恐れもあります。
こんな症状はありませんか?
- 家族からいびきがうるさいと指摘された
- 日中とても眠い
- しっかり寝ているはずなのに、疲れが取れない
- 朝起きると口の中がカラカラに乾いている
- 朝起きたときズキズキと頭痛がする
上記のような症状でお悩みの場合、耳鼻科を受診してみましょう。
ファイバー検査で上気道の確認

実際に治療が必要かはまずは検査を受けてみましょう。
当院では喉頭ファイバー検査を実施しております。細いファイバースコープカメラを使って、鼻からのど、気管支の入口までを観察します。
いびきの原因になっている狭窄部位や粘膜の振動する部位が分かります。