めまいの検査のご案内
症状
平衡バランスに異常がある際に出るのが、めまいです。以下のような症状が特徴です。
- ふらふらしてバランスが取れない
- 寝起時にめまいが起こる
- 体が浮きあがったような感覚になる
- 船酔いのような状態になる
原因
めまいというと、なんとなく「目がおかしくなったのかな?」と思われる方が少なくありませんが、実はめまいの原因の70%が耳の障害で起こると言われています。
耳は「聞こえ」だけでなく「めまい」も担当している器官ですので、耳が原因でめまいが起こることがあるのです。
検査
診察
まずは医師の診察を受けていただきます。
めまいがいつ起きるのか、どのような症状と程度なのかをお聞かせください。
めまいの原因を探り、必要な検査方法を選択していきます。
聴覚検査
聴力検査室というボックスの中での検査を行います。
室内の椅子におかけいただき、ヘッドフォンを付けて高音や低音など音がどの程度聞こえているかを測定します。
眼振検査
めまい症状のある方は、眼球が絶え間なく動く”眼振”が起きている場合があります。
この検査では、ものを見つめていない状態、見つめた状態、頭の位置を変えた状態などで、眼球の動き観察します。
患者さんには横になっていただき、楽な姿勢で検査を受けていただけます。検査用のゴーグルを装着し、医師が眼球の動きを観察します。
検査結果報告
検査結果は当日にお渡しできます。
計測結果をもとに、めまいの原因やどのような病気が考えられるのかをご説明いたします。
疑われる病気
- メニエール病
- 前庭神経炎
感覚器は一度障害を受けるとなかなか治りにくく、また障害が残ってしまうこともあります。早い時期の治療がポイントです。出来るだけ早く耳鼻咽喉科専門医の診察を受けることをお勧めします。